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6.中学生の学校生活
セカンダリースクールにおける学習科目
  セカンダリースクール前半は一般的な教養を身に付けることが重点となり、そのため学習される科目は広範囲に及びます。以下が主な学習科目です。

  ・英語(国語)
  ・地理
  ・歴史
  ・美術工芸
  ・家庭科
  ・デザイン/工業技術
  ・科学
  ・数学
  ・体育
  ・外国語(日本語を含む)
芝生の上でランチ
芝生の上でランチ / © Australian Education International
 
  この他に宗教の時間がありますが、選択科目となっており、これは初等学校においても同様です。
 
  以下は8年生(日本の中学2年生にあたる)の時間割例です。通常のオーストラリアの学校では、一時間の授業は約40分となっています。
 
クラス
8:45〜9:00 ホームルーム
9:00〜9:55 コンピュータ 数学 コンピュータ 科学 外国語
9:55〜10:45 社会 数学 保健 科学 外国語
休憩
11:05〜12:00 技術・家庭 外国語 英語 社会 英語
12:00〜12:50 技術・家庭 科学 英語 社会 数学
ランチ
13:30〜14:25 数学 英語 チームスポーツ コンピュータ 科学
14:25〜15:15 外国語 特別ホームルーム チームスポーツ コンピュータ 社会
時間割の例 / © オーストラリア政府教育情報センター
 
校内清掃
  生徒達は校内をきれいに保つよう指導されてはいますが、定期的な清掃は専門の業者に任されているため、放課後の掃除等はしなくてもよいことになっています。
 
開始・終了時間
  学校は通常9時に始まり3時か3時半に終わります。基本的に放課後の活動はなく、生徒達はみな授業終了とともに下校します。家まで歩いて帰る生徒もいれば、自転車に乗る者、電車、トラム、専用バスなどを利用する生徒と様々です。初等学校では放課後に学童保育施設へ行く児童もおり、この場合は親が仕事を終えてから迎えに来ます。
 
放課後の時間・宿題
  放課後はまっすぐ家へ帰るか、友達と一緒に過ごすというのが一般的です。スポーツをする生徒も多いのですが、学校のクラブ活動というものはありません。
  ハイスクールの生徒は常に宿題をかかえ、平日の夜のみならず週末も机に向かいます。しかし、学校は週休二日であり、また偏差値優先型の塾というものもほとんど見られません。
部屋で宿題・・・
部屋で宿題・・・ / ©Australian Education International
 
体験就労
  セカンダリースクールの生徒は9年生か10年生(15・6歳)になると、自ら選んだ職場で2週間労働する機会が与えられます。この体験によって、その職種が自分に適していると判断された場合、以後、将来を考えた科目選択が容易になることもあり、このプログラムは中等教育におけるひとつの特色となっています。
 
試験と評価
  中等教育で行なう試験や評価の方法は、どの学年に於いても各学校独自の裁量に任されています。またセカンダリースクール最後の年には科目ごとに中等教育修了認定試験が行なわれます。大学や専門学校には個々に実施される入学試験というものはなく、受け入れる学生を選択する際はこの認定試験の総計点数が基準となります。医学部や法学部などへ進む場合は他の学部より高い点数が要求されています。
 
障害児教育
  多くの場合、障害児には、初等・中等教育機関に於いて通常の学校生活が送れるよう援助がなされます。これは各学校への障害者用設備支給や付き添い職員の派遣といった形で行なわれています。また障害児向け特殊学校もあります。
 
先住民の子供達への教育
  北部特別地域(ノーザンテリトリー)の奥地に居住するオーストラリア先住民の間では地域社会が形成されることがあり、アウトステーション、またはホームランドセンターという名で呼ばれています。ここの子供達への学校教育は、正規の学校から派遣される巡回教員の協力のもとに、現地の補助教員によって行なわれます。先住民の子供達が通常の学校に通っている地域では、生徒に直接関わる教職員には先住民が採用される場合が多いです。
 
  アボリジニの子供たちを対象に特別プログラムを行っている学校もあります。これは、アボリジニ社会の言語と文化的遺産を維持、発展させると同時に、オーストラリア社会にとけこんで等しい教育機会や雇用機会を得られるようにアボリジニを補助する必要があるという、意識の高まりに同調するものです。
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