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| オーストラリアでは国際級の芸術的催しがたくさん行われています。2000年6月の時点で1万6429人が舞台芸術関係（Performing arts industries）の仕事をしていました。前年に行った調査では、1998年5月〜1999年4月に舞台芸術を観賞した人数は、延べ約900万人でした。 |
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| オーストラリア国立美術館 / © Australian Tourist
Commission |
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オーストラリアの芸術･文化サービスは、多くの人々が利用しやすいようになっています。無料の公立図書館のネットワークが主要都市から小さな町まで幅広く広がっており、子供も大人も図書館をよく利用します。博物館や美術館の多くは、政府の資金でまかなわれており、国内で重要な展示会だけでなく、国際レベルの展示会も行われます。
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政府が、音楽活動や演劇活動を援助しているため、コンサートや演劇は普通の人々が経済的に無理をせずに楽しむことができます。映画の上映や演劇ツアーは各州の州都や地方都市など各地で行われます。また、毎年夏の恒例行事であるシドニーフェスティバルでは、野外でのオペラやクラシックコンサートが無料で鑑賞でき、芸術鑑賞を限られたエリートだけではなく、広く普通の人々が身近に楽しめるものにしています。
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Bunna Lawrie and Coloured Stone
© Australia Council |
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Janice Murrayの作品
© Australia Council |
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オーストラリアには、連邦政府がほぼ完全に財源をまかなっている放送局:ABCオーストラリア放送協会(日本のNHKにあたる)と、民間の放送局があります。これらの各放送局は、ラジオ、テレビの全国放送に加えて、各州や各地方用に特別に作られたニュースその他の番組も放送、制作しています。どこのテレビ局でも、時事問題について幅広いニュースを提供する番組があり、また娯楽番組やドキュメンタリーなどもたくさんあります。
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イギリスやアメリカなど海外で作られた番組も多く放送されていますが、テレビとラジオ放送両方において、最低限、入れなければならないオーストラリア番組の割合が規定されています。これは、国内テレビ界に機会を与え、その活動促進をはかる一助として重要なものです。また、等しく重要なものとして、多文化放送局:SBS特別放送サービスがあります。この放送局は、多数の異なる民族言語でニュース番組を放送したり、世界中の映画やドキュメンタリーなどを放送しています。
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