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オーストラリアは、何億年も前はゴンドワナランドと呼ばれる巨大大陸の一部でした。この巨大大陸には、現在のアフリカ、中東、南アメリカ、インド、南極、オーストラリア、ニュージーランドが含まれていたと考えられています。この大陸はその後分裂し、オーストラリア大陸は約6000万年前に切り離されたと考えられており、それ以来、動植物はこの島大陸で独自の進化をしてきました。 |
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かつてオーストラリアは世界のどこからも隔絶していました。どの国へ行くにも長い航海を覚悟しなければなりませんでした。しかし、航空技術が導入され、空路も充実した現在では、まだなお時間を要するとはいえ、世界のどの場所へも自由に行き来ができるようになりました。
電気通信技術が進歩したことも、この国が世界とつながる上で大きな意味を持っています。今やオーストラリアの人々は世界中とのコミュニケーションがいつでも可能になり、仕事での業務や取引も迅速に行なわれ、海外に住む身内との交信も容易になりました。現在オーストラリアでは97%の世帯に電話があり、16歳以上のオーストラリア人の64%が携帯電話を所有しています。また、2000/01年度には、オーストラリアの職場の84%でコンピューターが利用され、職場の69%ではインターネットが利用されました。
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2000年には全世帯の53%がコンピューターを所有し、全世帯の約3分の1が個人事業や学習、娯楽等にインターネットを利用しています。遠隔地に於いては、通信技術の進歩が地理的悪条件による居住者の負担を軽減させました。2000年6月の時点で、農場世帯の58%がコンピューターを利用し、34%がインターネットを使用していました。 |
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最新のコンピューターによる授業(ビクトリア州スコッツカレッジ) / © Australian Education International |
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このような地域では衛星通信や無線通信の果たす役割は大きく、他の地域との距離を縮める唯一の手段として、遠隔地に住む人々の生活に欠くことのできないものとなっています。
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