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9.科学技術と産業の発展
  オーストラリアは科学や技術の研究・開発において、優れた発明を行ってきています。工業用冷却システム、運搬用混合済みコンクリート、人工鼓膜、カスクワインと呼ばれる独特な箱入りワインなどは代表的な発明品の例です。
 
  世界中で使用されている電話やインターネットにも、オーストラリアの研究者たちの業績が生きています。この国では早くからインターネットが普及しており、ウェブサイトにも学術研究の分野を始め、国際的に注目されているものが多くあります。
太陽発電
太陽熱エネルギー開発 / © CSIRO
(豪日交流基金のウェブサイトはhttp://www.ajf.australia.or.jp/)
 
  オーストラリアでは、民間企業が商業ベースで行う科学的研究開発もさかんですが、一方、国立の連邦科学産業研究機構(CSIRO)も、農業科学、食品工学、純粋科学、通信工学、産業科学などの分野で活発な研究を進めています。
 
  オーストラリアの発明品には一般の社会では見ることのできないものもあります。遺伝子勇断装置、放射性廃棄物貯蔵のシンロック方式、航空機の方位高低誘導マイクロ波着陸装置、物質と細胞の研究に光明を投げかけた陽子の精査方法等がその例です。
 
  オーストラリアの科学者は数々の学問的業績があり、特に生命科学の分野においては卓越しています。1945年にはハワード・フローリーがペニシリン発見の研究業績でノーベル医学・生理学賞を共同受賞しました。その他、1960年にマクファーレーン・バーネット、1963年にジョン・エクルズがそれぞれ医学・生理学賞、1996年にはピーター・ドゥハーティが医学・生理学賞、そして1975年にはジョン・コーンフォースが酸素反応を合成化学に利用する生合成の仕組みを解明し化学賞を共同受賞しています。
 
  人類に大きく貢献した発明には科学技術をほとんど伴わないものもあります。故フレッド・ホローズ博士によって近年開発された安価な人工角膜は、失明症の一種に悩む発展途上国の多くの人々を救いました。この業績は未亡人が営む基金を通して、今も受け継がれています。
 
  こうした研究・開発には企業や政府が財政援助を行なっています。2000/01年度、連邦および州の公共機関の研究・開発の支出は合計24億豪ドルで、そのGDP全体に占める割合は0.35%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中でも4番目に入ります。民間部門でも、公共機関ほどではないにせよ、研究には力を入れ始めています。オーストラリアでは研究・開発に対しては税額控除などの優遇税制措置が取られており、これが企業の研究・開発分野の成長の誘因となっています。
研究所内の様子
連邦科学産業研究庁の大気研究所 / © CSIRO
 
  2000/01年度、全国で約9万5300人が研究・開発に従事していましたが、そのうち、4万6300人が大学、3万500人が民間部門、そして1万8400人が連邦、および州の機関に所属していました。
 1. 3つの分野
 2. 第一次産業
 3. 第二次産業
 4. 第三次産業
 5. 国内総生産(GDP)と国民総所得(GNI)
 6. 国際貿易
 7. 輸出
 8. 輸入
 9. 科学技術と産業の発展
10. APEC(アジア太平洋経済協力閣僚会議)
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