Welcome to the 越後妻有の「オーストラリア・ハウス」

This site looks simple because you don't have a Web Standards compliant Web Browser. You can't see the site design, but all of our content is still available. Please enjoy your stay and consider upgrading your browser to view our full site design.

設計デザイン

設計デザイン: 公募から選定まで

2011年9月1日から9月15日まで、新しいオーストラリア・ハウスの設計デザイン案が、国際コンペティションとして公募されました。求められたのは、初代オーストラリア・ハウスと同様に日豪の文化交流拠点にふさわしい機能を備えるだけでなく、更に地震や災害に強く、環境に配慮した案です。

その選考会が2011年9月22日に在日オーストラリア大使館で行われました。審査委員長の安藤忠雄氏(建築家)、審査委員のトム・ヘネガン氏(建築家・東京藝術大学教授)および北川フラム氏(大地の芸術祭総合ディレクター)による審査の結果、集まった154点の中から満場一致で最優秀にアンドリュー・バーンズ・アーキテクト(オーストラリア・シドニー)の設計案が採択されました。

Australia House Design
左から: 福武氏、安藤氏、北川氏、駐日オーストラリア大使
Australia House Design
オーストラリア大使館、審査会場にて
Australia House Design

オーストラリア大使館、審査会場にて

設計提案公募運営組織

  • オーストラリア・ハウス再生委員会
  • 委員: ブルース・ミラー(駐日オーストラリア大使)
  • 委員: 関口芳史(十日町市長、「大地の芸術祭」実行委員長)
  • 委員: 福武總一郎(「大地の芸術祭」総合プロデューサー)

オーストラリア・ハウス設計提案公募事務局

  • 事務局長: 徳仁美(在日オーストラリア大使館 文化担当)
  • 事務局: 株式会社アートフロントギャラリー
  • コーディネーター: 今村創平(建築家、アトリエ・イマム代表)、山本想太郎(建築家、山本想太郎設計アトリエ代表)

後援: 在日オーストラリア大使館

協賛: 十日町市、社団法人海外と文化を交流する会、豪日交流基金、在日オーストラリア大使館

公募結果概要

最優秀: Andrew Burns Architect (アンドリュー・バーンズ・アーキテクト) 設計提案 (PDF 6.12MB)

次点: B.A.M.F 設計提案 (PDF 4.26MB)

佳作:
畑友洋建築設計事務所 設計提案 (PDF 1.71MB)
Andrew Burges Architects 設計提案 (PDF 975KB)
John Wardie Architects 設計提案 (PDF 679KB)
佐久間徹設計事務所 設計提案 (PDF 1.7MB)
吉田周一郎+Edward Moore Architects 設計提案 (PDF 2.43MB)

アンドリュー・バーンズ氏の設計提案概要

Australia House Design

屋内及び建物周囲にアート作品設置の可能性を創造する構造物。原風景の体験を最大限に活かすため、屋内のスペースは外の風景と調和させる。建物は、アートオブジェの流動的な外観、田舎の家屋の親しみやすい存在感を同時に印象づける。ギャラリーの中核となる大黒柱を中心として傾斜のある屋根を設置。建物全体を三角形にすることにより長い面ができ、コンパクトな空間の中にも奥行きの広がりを感じさせる構造になっている。


審査委員長、安藤忠雄氏のコメント

「三角形を作るのは難しい。難しいからこそ面白いものができる可能性がある。アプローチも面白いし、もろもろの要素がうまく収まっている。雪深いところなので、雪の対応もうまくできている。また、3メートルの雪が積もったときに、三角の屋根しかみえないようになっていて、魅力的だった。」

アンドリュー・バーンズ氏のコメント

「新潟県におけるオーストラリア・ハウス・プロジェクトの設計公募で選ばれ、大変嬉しく思っています。非常に尊敬している、このように素晴らしい審査委員の皆様に認められたことを大変名誉に思います。

桂離宮から地中美術館に至るまで、日本の建築は長く私を魅了してきました。国境をまたがって貢献することができることを願っております。越後妻有トリエンナーレという爽やかなアプローチで迫る、進歩的なプロジェクトに参加できるのでわくわくしています。記憶に残る空間体験と、オーストラリアと日本の文化交流のための焦点を創り出すために、トリエンナーレの主催者の皆様、オーストラリア大使館、地元集落の方々と協働できることを楽しみにしております。」