Welcome to the 越後妻有の「オーストラリア・ハウス」

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協働者からのメッセージ

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アンソニー・ボンド OAM

ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館 副館長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

大地の芸術祭 アドバイサー

メッセージ

越後妻有 大地の芸術祭のコンセプトはとても特別なもので、それによって世界中のアーティストが日本のコミュニティーに入り込むことになります。それは常にかけがえのない経験です。その中でもオーストラリア・ハウスのような継続的なプロジェクトは協働と友情を育む機会を育んできました。ですからオーストラリア・ハウスが再生されることはとても素晴らしいと思います。日豪間は既に強い絆で結ばれていますが、まだお互いから習得出来る事は沢山あります。

若いアーティストにとって、物事のやり方はあくまでも自身でそれを選んでいるのであって、他の場所では違うやり方があり得ることを知ることは彼らの人生と芸術における重要なレッスンなのです。

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アン・グラハム

ニューカッスル大学 教授


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2010年JAAM プロジェクト(ニューカッスル大学と多摩美術大学の交流レジデンス)参加。大地の芸術祭2000年、2003年参加アーティスト

メッセージ

2010年のオーストラリア・ハウス・レジデンシーでは私の大学と多摩美術大学の学生達、スタッフ一同、浦田地区の皆様から温かい歓迎を受けました。地元や海外からも多くの訪問者があり、素晴らしい経験となりました。

学生達は固い友情で結ばれ、アイディアを共有し、互いの文化を学び、越後妻有の地域やトリエンナーレの作品を探求しました。レジデンシーの終わりの展覧会はオーストラリア・ハウス・プロジェクト成功の証となりました。学生達はオーストラリア・ハウスという場への彼らの反応を素晴らしい作品を通じて表現し、レジデンシーが意義深く楽しい経験であったかをも明らかにしました。

私は2009年にもオーストラリア・ハウスを訪問し、美しい古民家で素晴らしい作品展示をした三人のオーストラリア人アーティストに会いました。浦田地区と周囲の里山は創作意欲をかき立て、越後地域の真髄をなすその位置は大地の芸術祭の恒久設置作品を観るのに理想的な場所です。多くの場所に点在する世界中のアーティストによって制作された作品は類稀な美術館を作り上げています。空家はギャラリー・スペースとなり、アーティスト達がパフォーマンスを行う場や、訪問者のためのレストランや宿泊施設を作りました。越後妻有は人々を歓迎し、寛容な心でもてなし、参加者、訪問者、地域の人々に恩恵をもたらし、喜びを与え続けているイベントです。

オーストラリアのレジデンシーとトリエンナーレを通じたつながりは深まり続けるでしょう。新生オーストラリア・ハウスの今後の発展を大変楽しみにしています。オーストラリア・ハウスが将来、豪日のアーティスト及びコミュニティーが協働する場として提供する全ての機会に期待しています。

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スー・ペドレー

シドニー大学 建築、デザイン&プランニング学科


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

大地の芸術祭2006年 参加アーティスト

メッセージ

私が思い描くオーストラリア・ハウス像はアーティストが地域の人々と共に制作や休息をし、展示ができる場所です。そこでは伝統的な日本地方建築に共鳴する材料や技術を用いた空間、持続可能な方法で季節ごとの気温の変化に対応しています。日本とオーストラリア特有の建築が融合により、わらぶき屋根にソーラーパネルがついた車庫のようなスペースがあり、夏の太陽を防ぎ里山に吹く風が涼しさをもたらします。

オーストラリア・ハウスができる前の2006年、トリエンナーレの準備のため、私はオーストラリアのアーティストとコーディネーター(時には家族や友人たちも泊まりました。)と共に松代の民家に滞在しました。ある集落にあるその家で、私たちはボランティア(こへび隊)や地元の人たちの助けを借りてアートプロジェクトを準備しました。

日本家屋に住むというのは本当に心地よかったです。畳の部屋で座ったり、眠ったり、深い風呂桶に入ったり、隣接した納屋で家主さんが味噌を作るのを見たりするのは楽しかったです。

大地の芸術祭2012は福島県からの新しい住民を想い歓迎するような、アートを制作し、原子力の代わりを創造力をもって探求する機会をもたらすでしょう。

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ベック・ディーン

パフォーマンス・スペース(シドニー)アソシエート・ディレクター


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

大地の芸術祭2009年 訪問者

メッセージ

サイトスペシフィックな作品とかかわるキュレーターとして、越後妻有の作品の質の高さとその特徴でもある集落の人々の関与と参加の度合いに驚きました。観光と地域経済の活性化を、これは政府の狙いであるそこでの現代アートを蔑ろにしたり、レベルを下げたりせずに、完璧なバランスを保っているプロジェクトなのです。総合ディレクターの北川フラム氏がオーストラリアで行った講演を聴講し、このプロジェクトが容易いものではなく、協働者である芸術家、学生、ボランティア、そして何よりも地域の住人たちの粘り強さと支援によってのみ成り立っていると分かりました。

越後妻有を訪問して以来、このモデルが、住民の高齢化、過疎化、若者の都会での就職という同じような問題を持つオーストラリアの地方にも当てはめられるか考えています。地域文化とは基本的にはそこに住む人々です。ですから彼らがこのプロジェクトを通して、アートプログラムやインスタレーションに参加することにより、地域の文化や経済の活性化が行われるだけでなく、日本の郷土文化や地産品に対する理解が国内外にまで広められているのが見て取れます。これは意義深い相互に恩恵のあるプロジェクトです。

オーストラリア・ハウス・プログラムは越後妻有の構想上とても重要です。それはオーストラリア人アーティストが参加、経験できるからだけでなく、オーストラリアの政府関連機関が地方での社会と文化プログラムを成功させるために越後妻有から学ぶことがとても多いと思うからです。

将来、あの場所へ戻ることが私の夢です。新生オーストラリア・ハウスでオーストラリア人アーティストが作品制作を行うにあたり、集落参加型プログラムをキューレーションし提案できればと望んでいます。

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レスリー・オールウェイ

アジアリンク・アーツ(メルボルン大学)アーツ・ディレクター


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

アーティストへのサポートとマネージメント

メッセージ

オーストラリア・ハウスは大地の芸術祭で重要な役目を担い続ける貴重な施設です。アジアリンク・アーツを代表して、そのオーストラリア・ハウスの再建プロジェクトをサポートすることを嬉しく思います。

多くのオーストラリア人アーティストにとり、オーストラリア・ハウスは物理面でも、感情面でも日本との固い絆と長年に渡って二国間に培われてきた友情と文化交流の象徴となっています。新生オーストラリア・ハウス・プロジェクトはこの日本との大切な関係と文化への取り組みを未来へと継承するために極めて重要です。

日本はアジアリンクのレジデンシー・プログラムで最も人気のある目的地の一つですので、私たちも出来る限り多くの日本でのレジデンス受入機関を持ち続けたいと願っています。オーストラリア・ハウスは競争率の高いレジデンスとなるでしょう。私は新生オーストラリア・ハウスの設立プロジェクトを支持し、これらにサポートを惜しみません。

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ザラ・スタンホープ

キュレーター


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2009年オーストラリア・ハウスに滞在し、アーティスト達の密着取材を行った。

メッセージ

私が大地の芸術祭2009におけるオーストラリア・ハウスで見たことはアーティストたちが異文化交流に基づき、創造性に富んだ作品を制作できる大変ユニークで実りのある環境でした。地域の皆さんはオーストラリア・ハウスと滞在者を快く迎え入れていました。豊田は、積極的にサポートしてくれる集落の人達と協働し、学びの場となりました。

オーストラリア・ハウスは日本の都会とは異なった環境と生活に興味を抱いたり、トリエンナーレならではのコミュニティーによる参加型制作プロセスに携わりたいと思っているアーティストたちや芸術関係者にとって価値ある拠点となっていました。新生オーストラリア・ハウスはオーストラリア人と日本人の共同がもたらした恩恵と、始まったばかりの文化理解の促進を活用し、前進し続けるでしょう。

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マンディ・フランシス

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

JAAM プロジェクト2010参加アーティスト

メッセージ

越後妻有での全ての経験-青々とした景観、心温かな人々、伝統的な建築物、おいしい食事、習慣、そして時々現れる大胆な彫刻的なインスタレーション群-は日本での忘れ難い思い出となりました。幸運にも参加できたJAAMプロジェクトの開始と共にオーストラリア・ハウスのある浦田地区の人々は食事に招いてくれたり、集落のお年寄りと会わせてくれたりと、快く歓迎してくれました。すぐさま村の廃棄回収置き場に案内してくれたり、彫刻のための丸太を見せてくれたりと、私達のアート制作にとても協力的でした。その寛大で親切なおもてなしは私達の滞在中ずっと続きました。

オーストラリア・ハウスはこのような人々の恩を返す場で周辺の美しい景観を乱さないような配慮もされているべきです。開かれていて、滞在者が集落の人への厚遇にお返しとして、全員を食事に招くことができる場所であるべきです。

私がオーストラリア・ハウスに滞在中、幸運にもこの地域に点在する100以上の作品を車で巡る時間がありました。このような方法で作品を観るのは素晴らしい事です。第一に、その多くは著名なアーティストによるもので私が生きている間に観る機会はなかっただろうものばかりです。二番目に、作品はしばしばとても小さい集落や人里離れた、普通の旅行者が行かないような場所に展示されているからです。

温かく歓迎してくれた浦田地区の方々と一緒に親しく制作をし、越後妻有大地の祭りを直接体験できたことを本当に心から光栄に思います。冒険と芸術を愛する人は皆、越後妻有へ行かれることをお勧めします。

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ジャネット・ローレンス

ニュー・サウス・ウェールズ州立大学 美術学部 客員研究員・アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

大地の芸術祭2003年 参加アーティスト、松之山地区 常設作品「エリクシール / 不老不死の薬」制作者

メッセージ

大地の芸術祭は世界でも特別な本当に素晴らしいプロジェクトです。美しい景色の中、地方のコミュニティーを実際に変貌させ、再生させ、その上、アート制作を通してその伝統を守っています。これは称賛すべきことで、このプロジェクトの成功を世界に知らしめるべきです。越後妻有の将来を確実なものにするためには、コミュニティーの参加および高品質なアートを維持し、直島のようにアートの観光地で人々を惹きつけ、広大で美しいこの地域を変化させていく必要があります。地震と津波の悲劇的な破壊を思うと今、なおさら、越後妻有は癒しと復興のシンボルとなるでしょう。

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アンドレア・クレイスト

メルボルン市パブリック・アート・プログラム担当 マネージャー


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

アジアリンク・レジデンシーで大地の芸術祭2006年にコーディネーターとして参加

メッセージ

従来と同じように、オーストラリア・ハウスは、近い将来、訪れるべき目的地であり、アートの実験の場であり、人々の家となるでしょう。

オーストラリア・ハウスはそれ自体がアートプロジェクトであると同時に、日豪の長期にわたって文化交流を行う決意を現しています。自然の力によって今年の初めに倒壊した後、再建されることで、復興の象徴となるものです。このようにして日本の多くの家と同じような運命をたどり、将来への希望を見据える精神をも共有します。

オーストラリア・ハウスはアーティストが集落やその他の多くの人達と繋がることが出来る拠点です。オーストラリア・ハウスは様々なオーストラリア人の生活の実態を知らせる場所となるでしょう。そこではこの先ずっとオーストラリアの多様な芸術実践を展示し、アーティスト、地元の人達そして訪問者が今まで思いもつかなかった、互いの繋がりを発見できる所となるでしょう。

オーストラリア・ハウスは異なる場所からの人々を一時的に匿う場所かつ、人々にとって帰る場ともなるでしょう。オーストラリア・ハウスでは多くの思い出を積み重ねられるでしょう。経験は短いものかもしれません。しかしそれらが、大地の芸術祭が提供する旅の確固たる一部分となることを望んでいます。

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キム・アンダーソン

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

越後妻有アーティスト・イン・レジデンシー2011参加アーティスト

メッセージ

オーストラリア・ハウスの倒壊は大変痛ましい出来事でした。しかし、新生オーストラリア・ハウスの建築設計公募は胸を躍らせるような素晴らしい挑戦となるでしょう。このイニシアティブに世界中より多くの注目が集まることを望んでいます。

私が新生オーストラリア・ハウスに望むことは、滞在場所として、そしてスタジオ、展示施設として魅力的な建築物ということだけでなく、オーストラリア・ハウス・プロジェクトの背景にある概念が反映されているということです。

アーティストにとって制作するのに実質的な最重要事項は光と空間です-私自身、自宅スタジオはそのどちらの条件もないので、これらはとても贅沢なことに思います。しかしそれ以上にオーストラリア・ハウスにとって重要なのは、自由に文化交流を行えること-集落の方々を招きいれ、アーティストとアイディアを共有し、ワークショップや制作活動に参加できる場であるということです。そこは物理的に「開かれた空間」であり、精神的にも集落の環境がハウスの作品制作に影響をもたらし、またアーティストから集落へ芸術的エネルギーを発信できる場所となるでしょう。新生オーストラリア・ハウス自体がアート作品である一方で、将来のアーティスト・イン・レジデンスの新しいアイディアを生み育む基盤となるべきです。

私自身が経験したレジデンシーは(2011年3月の地震により代替の場所となりましたが)とても快活で、頑健で、故郷に誇りを持つ越後妻有の人々と共にありました。皆、恥ずかしがり屋でしたが、アーティストと一緒に生活し協働することを快く受け入れてくれました。そしてオーストラリア・ハウス・プロジェクトは芸術が言葉のバリアを超え、地域活性をする重要な役目を果たすという良い例となっています。多分、芸術とは文化の間で取り交わされる一番シンプルで、かつ古くから存在する最も効果的な方法ではないでしょうか。そして恐らく越後妻有に滞在し制作することはこの全ての可能性に気づくのに最短の方法だと思います。

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福永 治

国立新美術館 副館長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2009年の豪ハウスのオープニングに参加させていただき、昨年のJAAMプロジェクトでは作品講評会に招聘された

メッセージ

2009・10年と、豪ハウスに関わらせていただいた際に、浦田地区の皆さん、大使館を始めとする豪関係の方々、このプロジェクトに応募し、滞在制作を行った作家(学生を含む)達との親密な交流を目にすることが出来ました。アートが、国籍や慣習、言葉などを軽々と越え、このような豊かな交わりを生んだことは、私たち美術関係者にとっても驚きであり、喜びと勇気を与えてくれました。新生・豪ハウスが、引き続き両国のふれあいの場となり、新しい美術の発信地となることを期待しています。

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今村 創平

有限会社 アトリエ・イマム 一級建築士事務所 代表


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

オーストラリア・ハウス、設計公募コンペ コーディネーター

メッセージ

日本人とオーストラリア人は、建物と自然の関係に関するきわめて優れた感受性を、ともに持っています。環境の時代である21世紀において、両国が果たせる役割は大きく、そのためにも日豪のこれまで以上の文化交流が望まれます。新しいオーストラリア・ハウスが拠点となり、そうした様々な活動が誘発されることを大いに期待しています。

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開発 好明

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2006年、2009年 大地の芸術祭 参加アーティスト

メッセージ

日本各地で震災に遭われている皆さんの事を思うと、何か行動しなければと思います。

しかし、オーストラリア・ハウスは再生への第一歩を既に踏み出し、近い将来また新潟の太陽とお米と、人々の前により素晴らしい環境を得て復活する事を心待ちにしています。

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近藤 芳一

上越日豪協会 会長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2009年春、オーストラリア・ハウスとなる民家の大掃除隊の一員、それ以降はハウスが建つ浦田地区の皆さんと豪芸術家・関係者の橋渡し役。

メッセージ

オーストラリア・ハウスは、こんなところです。

  • 「うまい酒と料理、面白い仲間がいれば世界は廻る」---楽しい国際交流が日々行われる宴会場
  • 「ワン、ツー、スリー、はい、♪クカバラスィッツィンジオールガムツリー♪」~英語も学べるし、豪民謡も聴けるワークショップ
  • 「足の裏に墨汁を塗って、はいペッタン!」---自作フェルトや足形が、自分の足跡として芸術作品に取り込まれるスタジオ

ご一緒しませんか。

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柴田 美代子

上越日豪協会 第二部会理事


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

オーストラリア・ハウスまたは大地の芸術祭との関わり初代オーストラリア・ハウス開所時の大掃除に参加しました。以来、オーストラリア人芸術家のサポートを続けています。

メッセージ

オーストラリア・ハウスは作品が生まれる場所。日本とオーストラリア、そして国籍を問わずこの地を訪れる全ての人たちとの出会いと絆が生まれる場所です。朝、ハウスの玄関を開けると近所のお父さん、お母さんが丹精込めた採れたて野菜が一山、二山、時には三山そっと置かれている。そういう場所です。

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玉木 有紀子

大地の芸術祭: こへび隊


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

浦田地区: 棚田保全稼働、集落行事等への参加

メッセージ

ジグソーパズルのような棚田の曲線、冬には4m超も積もる重く湿った雪にも耐える家々が描く強い直線。年の半分は白と黒と鈍色に被われるのに、もう半年は早緑から常磐色、薄桃から唐紅、空色から群青、色の名前をあげようとしたら1日あっても足りない。

豊かな色とかたちと共に暮らす人々はまた、声音も言葉も多彩だ。「おめさんどっから来た、なにしぃ来たや。」そんな会話が、これからもっと増えるんだ。嬉しい。

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山本 想太郎

山本想太郎設計アトリエ 一級建築士事務所 代表


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

オーストラリア・ハウス設計提案公募 コーディネーター

メッセージ

その地域の風土や文化を、世界中の多くの方々に知っていただくことは、災害復興や地域活性化にとっても基本的なことであると思います。そして文化というものは、一方的ではない、相互の心の交流によってこそ伝わり、また生み出されていくものでしょう。オーストラリア・ハウスが、まさにそのような深まりのある文化交流の形を象徴する存在となっていくことに期待しています。

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矢頭 治

上越日豪協会 第二部会理事


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

2009年からオーストラリア人アーティストが制作をする際の地元の方との交流のお手伝い

メッセージ

地球の南北、乾燥地と湿潤地、日本語と英語、米作と牧畜・・・という異なる二つの文化・伝統が越後妻有の豊かな里山で接点をもって、新たなエネルギーがうまれることを楽しみにしています。

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千ヶ崎 慶一

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

日豪学生交流レジデンス「JAAMプロジェクト」参加アーティスト

メッセージ

オーストラリア・ハウス再建の知らせを聞き大変うれしく存じます。以前のオーストラリア・ハウスと同様にアートを通した素晴らしい体験の出来る場になることを確信しています。

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野田 裕示

多摩美術大学 教授


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

日豪学生交流レジデンス「JAAMプロジェクト」参加

メッセージ

オーストラリアハウスが全壊した。ホームページ上でその事実を見せられても、信じられない思いだった。

2010年8月の暑い暑い1カ月間に行われたJAAMプロジェクトは、日豪の学生たちの若いエネルギーによって大変意義のあるものとなった。手元に残る記録冊子が今となっては私たちにとってとても大切なものになった。その成果は消えることはないが、あの建物あってのJAAMの成功であったと思うと、やはり何か寂しさや悔しさが残る。

2012年夏、新しいオーストラリアハウスが、おそらくパワーアップしたかたちで生まれるという。これは"とても嬉しい"知らせであった。再生させたい、させなければならないとする強い意志と力が、オーストラリア大使館、越後妻有トリエンナーレ関係者、地元浦田地区のみなさん、そしてアーティストたちの気持ちの中にあったことを、何より嬉しく思う。わずかな関わりであった私でさえ、こんな気持ちになるのだから、新オーストラリアハウスに、各方面からもっともっと熱い思いが寄せられることを確信している。

まだ見ぬ新オーストラリアハウスに期待すること大である。

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竹内 民子

合同会社うらだ 店長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

旧オーストラリア・ハウスの集落「浦田」住民、生鮮食料品の販売と提供

メッセージ

私は旧オーストラリア・ハウスがあった豊田集落に住んでいます。第4回の大地の芸術祭では、開催の1ヶ月くらい前から豊田に住んで作品を作っていたルーシーさんがとても印象に残っています。

私たちの集落全員の耳の型をルーシーさんが石膏が固まるまで横になって待っていて、この作業は夜2日間行いました。

また集落に2回ほど招待して飲み会を開催したところ言葉は通じないのですが何となく心は通じてすごく楽しい会になり皆で楽しむことが出来ました。

豊田集落では、オーストラリア・ハウスを訪れるお客様の為に周りの草を刈ったり「おにぎり」や「漬物」を持って行ったり楽しい交流をして本当に良い施設を作って頂いたと喜んでいたのですが地震で壊れてしまいとても残念に思っていますが、中立山集落に新設されると聞いて希望の光が見えて本当に嬉しく思います。

浦田地区では地域で経営する「合同会社うらだ」を設立してミニスーパー「ふれあい浦田」を3月にオープンしました。

私はその店の店長として今後の交流により外国の方々がお買い物に来られる機会も増えると思い「新鮮で良い品そろえ」で少し英語も勉強してお待ちしています。

オーストラリア・ハウス及び大地の芸術祭が浦田地域の活性化を作り出すように私たちも頑張ってまいります。

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久保田 雄司

浦田地区協議会 副会長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

オーストラリア・ハウス協働者

メッセージ

古民家の持ち主保坂さんから譲り受けてオーストラリア・ハウスが誕生した。公使をはじめ大使館の人たち、学生、芸術作家等沢山この浦田の地で交流が持てたことは十日町市に明るいニュースとして歴史の1ページを塗り替えました。

今度新たに風光明媚な地にオーストラリア・ハウスの新築が決まりました。大変喜ばしいことで、関口十日町市長さんはじめ関係する全ての人たちに感謝いたします。

かつて、大地の芸術祭が十日町市、津南町に展開するにあたり、松之山の拠点施設として素材が全てコールテン鋼の箱型の建物が建設され、「森の学校キョロロ」としてその活躍は全国に高く評価されるまでになりました。

そこで今度建設のオーストラリア・ハウスが、国際的に交流が展開することを想うと気持ちが高揚いたします。「森の学校キョロロ」とダブって将来の十日町に、そして浦田に想いを馳せてしまいます。

※夢: 日本の冬1,2,3月にオーストラリアからスキーに代表される十日町の冬を堪能していただき、同時期にオーストラリアに旅行でできると良いなぁと強く想っています。オーストラリア国との交流が一層深く、密なる交際へと発展することを切望しています。

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丸山 定一

浦田地区協議会 会長


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

浦田地区協議会会長として全てに関わっている

メッセージ

長野県北部地震により第4回大地の芸術祭に延べ5000人の鑑賞客が訪れたオーストラリア・ハウスが倒壊してしまい浦田地域に衝撃が走った、今までに浦田を訪れて頂き親しくなったオーストラリアからのお客様や芸術家の方々ともう会えなくなるのでは?交流を楽しみにしていた地域の方々の悲しみ、これを基とした地域の活性化計画が終ってしまう、などと暗い思いが私の心を満たした。

ところが、正に「災害転じて福となす」十日町市とオーストラリア大使館の計らいで新オーストラリア・ハウスが建設されることになりました。

オーストラリア・ハウスの新しい場所は除雪をする大きな道路があり冬季間の利用もでき、広い場所があり今後の発展が期待できる素晴らしい場所を選んで頂きました。

地域ではここを中心にしたオーストラリア村を作り国際交流の拠点として発展させてゆきたいなどと話し合っています。

いずれにしても新オーストラリア・ハウスが完成すれば浦田地区住民とオーストラリアからのお客様やオーストラリア大使館員の皆様やご家族の皆さまとこれから交流を積極的に行ってゆく決意です。

来年は、第5回大地の芸術祭があり新オーストラリア・ハウスのオープンセレモニーには、地域を挙げて準備し十日町市とオーストラリア大使館の協力を得て施設の完成を祝い芸術祭を迎えたいと思っています。

私たちの浦田地区にオーストラリア国・十日町市・大地の芸術祭関係者の皆さまの温かいご配慮により新オーストラリア・ハウスを建設していただけることに深く感謝して私のコメントとします。

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下條 沙恵子

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

日豪学生交流レジデンスJAAMプロジェクト2010参加アーティスト

メッセージ

3月11日に震災が起きて、一瞬にしていろいろなものがなくなってしまう瞬間を目の当たりにしたことで、ものすごく大きな衝撃を受け、不安を感じました。

今まで確かに存在していたものが、何か別の力によって全て消えてしまった残像。私たちが感じる不安、恐怖、そしてこれからの展望など、そうした同じ思いを抱く皆が力を合わせることで、また新たに生み出されるイメージ。

混迷の時代にあっても、アートはいつも次の時代の考え方や形を示してきました。

オーストラリア・ハウスの再建、そして新たな出発を心から願っております。

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福井 ひとみ

アーティスト


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

日豪学生交流レジデンスJAAMプロジェクト2010参加アーティスト

メッセージ

オーストラリアハウスでの日豪学生交流レジデンスの体験は私の最高の宝物です。美しい里山の中で制作に汗を流し、お互いの国の手料理を食べ、お酒を飲んで、歌って踊って、たくさん笑いました。浦田の温かい地域の皆さん、オーストラリアの素晴らしいアーティストたちと出会い、オーストラリアハウスという懐の中で、私は本当の自分に帰ったような気がしました。ご支援してくださった方々、旧オーストラリアハウスに心から感謝しています。

震災による全壊の知らせは大変ショックでした。しかし、多くの方のご尽力によって新しく再生し、これからもオーストラリアハウスの活動が続いていくことを心から嬉しく思っています。新しいオーストラリアハウスでどんな物語とアート作品が生まれるのか、とても楽しみにしています。

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アンドリュー・バーンズ

アンドリュー・バーンズ・アーキテクト代表


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

オーストラリア・ハウス設計提案、最優秀建築家

メッセージ

オーストラリア・ハウス・プロジェクトは日豪間の素晴らしい文化交流を象徴するものです。このプロジェクトに参加し、アート制作やインスタレーションそしてコミュニティーのための場所を作れることに胸が高鳴っています。設計デザインを日本の建築家、今村創平さんと山本想太郎さんと共に詰めていくのは、大変興味深いプロセスです。それは、日本とオーストラリアの文化や建築の真の融合を作り出すというものです。

オーストラリア・ハウスの建物はサイト・スペシフィック、かつコミュニティー参加型のアートの制作を支え、また、風景へ反応をするためのインスピレーションをもたらし、様々な可能性を引き出せるデザインとなっています。ここを訪れる人々、アーティスト、キュレーター、地元の方々の皆さんが楽しめる場所となることを願っています。このプロジェクトにオーストラリア大使館、十日町市、越後妻有トリエンナーレの方々と共に参加することができ、光栄です。オーストラリア・ハウスを7月にオープンすることを楽しみにしております。

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ユランダ・ブレア

オーストラリア映像センター、アシスタント・キュレーター


オーストラリア・ハウス / 大地の芸術祭との関わり

大地の芸術祭2012キュレーター・イン・レジデンス参加 (アジアリンク助成)

メッセージ

2010年に初開催された 瀬戸内国際芸術祭にて、コーディネーター・イン・レジデンスに参加し、活動する機会を頂きました。瀬戸内海にあるとても小さな離島の豊島で3組のオーストラリア人アーティスト、クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ、スー・ペドレー、キャメロン・ロビンスによる屋外のサイト・スペシフィックな作品制作をマネージメントしました。この経験は(個人的にも、キャリアにおいても)本当に類をみない経験となりました。この芸術祭の成功の鍵ともなったアーティストと観客が、地域の伝統や人々、風景に入り込み積極的に参加する方針に、私は大変触発されたのです。瀬戸内国際芸術祭は私が今まで見た中で、異文化の対話およびコミュニティーにおける文化発展のモデルとして最も成功したものです。ですので今回、総合ディレクターの北川フラム氏とまた大地の芸術祭で仕事を共にする機会を頂き、とてもワクワクしています。2012年の大地の芸術祭では、アジアリンクのアート・マネージメント・レジデンシー・プログラムを通じて、大地の芸術祭で3ヶ月、キュレーターとしてレジデンスを行う予定です。

再生させる力としての現代アートのコンセプトは、瀬戸内国際芸術祭と同じく、大地の芸術祭の基本理念です。今までの4回の開催を通して、大地の芸術祭は質が高く、かつサイト・スペシフィックなパブリック・アートのインスタレーションで百万人以上の訪問者を魅了し、日本の経済的、環境的にも不振な地域を活性化することに成功しました。地域住民の方々の生活と自然景観の保護は主催者にとって最重要事項です。それは芸術祭という大規模な展覧会イベントの形で、観客にとっては魅力的かつ刺激的であり、アーティストにとっては文化的かつ創造的に充実感を得られるものとなり、そして地域住民にとっては発展的なものとして実現されています。

私はアジアとオーストラリアの文化交流に全力で取り組んでいく所存です。日本そして世界をリードするフェスティバルの一つにおいて直に主催者側の経験をできることを楽しみにしています。大地の芸術祭は「コミュニティー参加型」の戦略構築の成功例として、国際的なリーダーです。2012年に、重大かつ時宜にかなったイベントに関われることに胸が高鳴ると共に光栄に思っています。

当サイトに掲載された意見等は提供者個人のものです。