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近年のアジア諸国の経済の成長に伴って、オーストラリアの航空会社や観光業界は急速な発展を遂げました。特に観光は輸出の分野において国内最大の産業になりました。この国を訪れる観光客の半数以上はアジアの人々で、そのうち日本人が最大の割合を占めます。
2001-02年にオーストラリアを訪れた日本人旅行者の数は、約66万人でした。一方、2002年、日本を訪れたオーストラリア人旅行者の数は約16万5千人でした。
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国別(主要5か国)で見るオーストラリアへの年間旅行者数(2001/02年度) |
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人数 |
ニュージーランド |
787,700 |
日本 |
659,200 |
イギリス |
627,100 |
アメリカ |
424,400 |
シンガポール |
295,800 |
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※出典:オーストラリア連邦統計局資料「オーストラリア2003年年鑑/694頁」、AGPS,
Canberra |
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お互いの国を訪れる旅行者の数とそれぞれの国の人口を比較すると、その割合は同じくらいですが、日本の海外旅行者全体の中でオーストラリアを訪れる旅行者が占める割合は、オーストラリアの海外旅行者全体の中で日本を訪れる旅行者の割合よりも、かなり多くなっています。
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※出典:オーストラリア連邦政府統計局年鑑1982年版〜2003年版
1985年と1991年の統計数字を含む統計局年鑑は発行されていません。 |
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ワーキング・ホリデー制度により、若者が一年間相手国に滞在し、短期間の就業許可を得て互いの国を旅行し、文化を体験できます。オーストラリアは、日本がワーキングホリデー制度を提携した最初の国です。初年度は、日本人に対して884のワーキングホリデービザがオーストラリア連邦政府から発給されました。この数字は、2002年には、9752人まで増加。現在では、世界各国からオーストラリアにワーキングホリデービザで訪れた若者のうち、1割以上を占め、イギリス人、アイルランド人に次いで多くの日本人が同制度を利用しています。一方、ワーキングホリデー制度を利用するオーストラリア人は年間約3万人(2002年)。このうち、日本へのワーキングホリデービザを発給されたオーストラリア人は1071人(2002年)でした。
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