オーストラリア発見 豪日交流基金 在日オーストラリア政府 サイトマップ
地理・歴史 産業・経済 自然・動植物・環境 日本との結びつき 人種・民族 芸術・スポーツ 生活・学校 政治・社会
トップページ 芸術・スポーツ -オーストラリアでさかんなスポーツ-
メニュー
4.オーストラリアでさかんなスポーツ
  スポーツはオーストラリア人のライフスタイルに欠かせない重要な要素で、人々は年齢や社会的地位を問わず、一緒になってスポーツに参加したり、スポーツ観戦を楽しみます。
 
15歳以上のスポーツ観戦(1999年)
  観戦者の割合
オージー・フットボール 16.8%
競馬 11.8%
自動車レース 10.6%
ラグビー・リーグ 10.0%
クリケット 6.3%
サッカー 4.2%
ハーネス・レース(二輪車競馬) 3.6%
バスケット 3.5%
ラグビー・ユニオン 3.0%
テニス 3.0%
ドッグ・レース 1.9%
ネットボール 1.7%
過去一年間のスポーツ観戦について1999年4月に行ったインタビューの結果
出典:オーストラリア連邦統計局資料「オーストラリア2003年年鑑/397頁」、AGPS, Canberra
 
メルボルンカップ(競馬)
メルボルンカップ(競馬) / © Australian Tourist Commission
 
  気候が温暖な所が多いため、水中スポーツも含め、様々な野外スポーツを一年の大半を通して楽しむことができます。大小にかかわらず、ほとんどの市や町では様々なスポーツ施設が利用できます。ゴルフ場のように広い場所が必要な施設も利用しやすく、ゴルフは最も人気のあるスポーツの1つに数えられます。
 
  多くのオーストラリア人は、スポーツクラブやスポーツ協会を通じてスポーツに参加します。チームで行うスポーツの中で最も人気のあるものは、クリケットとラグビー、ネットボールですが、バスケットボールと野球に参加する人の数も、最近、急増しています。
 
クリケット
  クリケットは複雑なゲームですが、イギリスで始まったスポーツで、主にイギリス連邦諸国内で盛んに行われています。ある面で野球に似ており、2つのチームが順番にバットとボールを使って打撃側と守備側につきます。野球のバッターにあたるバッツマンがウィケッツと呼ばれるベースの間を走って点数をかせぎます。
クリケット
クリケット / © Australian Tourist Commission
クリケットの試合は数時間で終わる場合もあれば、5日間もかかる場合もあり、その間は、実際に参加している選手も観客も試合の流れに夢中になります。
 
ラグビーとオージー・フットボール
  オーストラリアには、ラグビー・リーグ、ラグビー・ユニオンという2つの種類のラグビーと、オージー・フットボールと呼ばれるスポーツがあります。
 
  ラグビー・リーグはプロのスポーツで、各チームは13名の選手からなります。長方形のグラウンドで、長円形のボールを使い、試合は前半と後半の各40分で行われます。選手はボールを相手チーム側のグラウンドの端にある「トライライン」地面に押し付けるか、あるいは、ポールをキックして、アルファベットのHの形をしたゴールポストの上に飛ばして点数をかせぎます。選手はボールをどんな方向にけってもよく、また手で後方にいる同じチームの選手にパスすることができます。ラグビー・リーグはオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス、パプアニューギニアで行われています。
 
  一方、ラグビー・ユニオンは日本を含む130ヶ国以上で盛んに行われています。各チームは15名の選手からなり、点数の取り方などは違いますが、ルールの多くはラグビー・リーグと似ています。
 
  オージー・フットボール(正式名はオーストラリアン・ルール・フットボール)は、長円形の大きなグラウンドで行われ、各チームには18名の選手がいます。試合は4分の1(各25分)に分けて行われ、点数をかせぐには、選手はラグビーのボールに似たボールを足でけって相手チームのゴールポストに入れなければなりません。
オージー・フットボール
オージー・フットボール / © Australian Tourist Commission
選手はボールをけるだけでなく、手でつかむこともできますが、バウンドさせずに15メートル以上ボールをもって走ってはいけません。また、ボールを手で投げることはできず、他の選手にボールをパスする時は、ボールを握りこぶしで打って飛ばさなければなりません。
 
ネットボール

  記録によれば、ネットボールが初めてプレーされたのは英国。1892年のことでした。バスケットボール好きの女性のために、バスケットを起源として発展させたものです。現在、世界中で約50カ国でプレーされています。

ネットボールは、長方形をした専用コートで行われます。この長方形の中には2本のラインが引かれ、コート全体が三等分されています。7名ずつのチームに分かれ、ボールをパスしたりキャッチしたりして、3.05メートルの高さのゴールポストの先につけられたリングの中にボールをシュートし得点を競います。

バスケットボールに似ていますが、特に違う点は、「ゴールポストのリングの後ろにはバックボードがないこと」、「ドリブルをすることはできないこと」などがあげられます。

参考:『ネットボール資料室』のホームページ

ネットボール
ネットボール/ © Netball Australia
 
スポーツ教育
  オーストラリアでは、人々のスポーツ参加を促進するための様々なスポーツ教育プログラムが学校や地域社会で行われています。
 
  例えば、1990年代中ごろまで、オーストラリアスポーツ委員会によるオージースポーツプログラムは、スポーツ経験を通して子供や若者の生活を豊かなものにすることを目的とし、生涯を通じてのスポーツ参加をうながすものとして、大きな役割を果たしました。多くの子供がスポーツをせず、また体を動かすこともあまりしていないのではないかという懸念から生まれたこのプログラムは、1986年に始まりました。子供用にルールや内容を変えたスポーツを通じて子供のスポーツ参加をうながし、また、女児やアボリジニ、体が不自由な人々など、スポーツに疎遠になりがちなグループや不利な立場にあるグループによるスポーツ参加を促進する様々なプログラムを実施して、オージースポーツは子供や若者のスポーツに関する国の姿勢を大きく変えました。
 
5歳から14歳までの児童のスポーツ参加(2000年)
  全体 男子 女子
水泳 14.4% 13.1% 15.8%
サッカー 11.4% 19.6% 2.9%
ネットボール 9.1% 0.5% 18.2%
テニス 8.5% 9.2% 7.7%
野球 7.6% 8.8% 6.3%
オーストラリアン・ルール・フットボール 6.6% 12.6% 0.3%
クリケット 5.3% 9.9% 0.6%
格闘技 4.0% 5.4% 2.5%
陸上競技 3.9% 3.9% 4.0%
ラグビー・リーグ 3.6% 6.8% 0.2%
過去一年間のスポーツ参加について2000年4月に行ったインタビューの結果
出典:オーストラリア連邦統計局資料「オーストラリア2003年年鑑/398頁」、AGPS, Canberra
 
  学校の96%がオージースポーツの要素をカリキュラムにとりこみ、1981年から1991年の間に、スポーツ参加率は11%増加しました。障害者用に特別にルールや内容を変えたスポーツもあり、体の不自由な人々もこういったスポーツに参加したり、トレーニングを受けることができるようになりました。オージースポーツの考え方は外国でも取り入れられ、香港、インドネシア、フィジー、パプアニューギニア、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスなどで行われています。日本でも1995年に試験的に行われました。
 
  大学やスポーツ専門組織では、世界でも最高のスポーツ教育が行なわれており、オーストラリアのトップのスポーツ選手たちは、昔から、国内、国外を問わず、様々なスポーツで優秀な成績をおさめてきました。スポーツ教育の一環として、キャンベラのオーストラリア国立スポーツ特別訓練所(Australian Institute of sport)では、スポーツに才能のある生徒が最高の施設で、最高のコーチからトレーニングを受けられるように、奨学金を出しています。このような奨学金を受ける生徒の中には、家族から離れて、キャンベラに移り、厳しいスポーツのトレーニングを受けながら、通常の学校の勉強も続けるという生徒もいます。
 1. 多文化社会の芸術
 2. アボリジニの芸術
 3. スポーツや屋外での余暇(よか)の過ごし方
 4. オーストラリアでさかんなスポーツ
 5. オーストラリアとオリンピック
Google
前へ3.スポーツや屋外での余暇(よか)の過ごし方 5.オーストラリアとオリンピック次へ
Commonwealth of Australia トップへページトップ
Legal Info Disclaimer   Privacy