「オーストラリア・ハウス」について
「オーストラリア・ハウス」は、2009年の第4回大地の芸術祭-越後妻有アートトリエンナーレより展開されているエキサイティングなプロジェクトです。2009年の芸術祭において、3人のオーストラリア人アーティストとコーディネーターが、越後妻有地方の伝統的な日本の空家で滞在制作を行いました。彼らが「妻有方式」として知られる理念の普及を念頭に浦田地区の人々との協働を通じて、オーストラリアのアイデンティティーを持つ独特の地域づくりに携わり、これによって「オーストラリア・ハウス」が誕生したのです。
2年目となる2010年も6月から8月まで、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムと日豪の学生達による「日豪交流レジデンス」 (JAAM: Japan Australia Art Musings) が行われ、日豪文化交流の場として多くの活動が展開されました。(オーストラリア・ハウス滞在日記を是非ご参照ください。)浦田地区の皆様、上越日豪協会、まつだい農舞台、多摩美術大学、ニューカッスル大学、その他たくさんの方々のご協力を頂戴いたしました。
2011年3月12日におきました東日本大震災の余震により、大変残念なことに、オーストラリア・ハウスは倒壊致しました。初代オーストラリア・ハウスは失われてしまいましたが、関係者一同はこのプロジェクトを通じて培った皆様との関係を継続していくために努力していく所存です。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。