イベント情報
ヨーロッパ・アジア・パシフィック 建築の新潮流 2006-2007
2007年5月11日 ~ 2007年5月27日
ヨーロッパとアジア・パシフィックの優れた若手建築家を紹介する「建築の新潮流」が昨年の欧州文化首都パトラス、今年の文化首都ルクセンブルクを経て、東京で開催されます。
このプロジェクトは2001年に日本とEU間の交流プロジェクトとしてスタートし、2004年のEU拡大と時を同じくして日本側もアジア・パシフィック地域に拡大。今年はコミッショナーにウィニー・マース(ヨーロッパ)、山本理顕(アジア・パシフィック)を迎え、ヨーロッパ9組、アジア・パシフィック7組の建築家が選ばれました。オーストラリアからは、Sean Godsell Architectsとiredale pedersen hook architectsの2組が紹介されます。
選ばれた建築家たちは巡回地ごとに集まり、議論をする中でネットワークを作り上げ、コンペに共同で参加したり共同でプロジェクトを実施するなど、様々な形で恊働をスタートさせています。このプロジェクトは東京の後、メルボルン、パースを巡回する予定です。
Sean Godsell
1960年メルボルン生まれ。メルボルン大学を1984年に主席で卒業後、日本やヨーロッパを旅して回る。1986年~88年にかけて建築家Denys Lasdunの下で働き、1989年にメルボルンに帰国。1994年に自身の事務所を開設。1999年にメルボルン工科大学(RMIT)で建築修士号を取得。2002年にはデザイン誌wallpaperに、「私たちの生活様式を変える10人」のうちの一人に選ばれる。2006年のPremier's Design Award、RAIA Robin Boyd Awardの他、世界各地で数々の賞を受賞。現在はオーストラリアのみならず、米国や中国などのプロジェクトにも参加している。
iredale pedersen hook architects
西オーストラリア州立カーテン大学出身の3人の建築家、Adrian Iredale、Finn Pedersen、Martyn Hookによって運営されている建築事務所。メルボルンとパースに事務所を構え、メルボルン近郊のワイナリー、ノース・キンバリーの砂漠地帯、シドニーの都市部やクリスマス島など、オーストラリア全土にその活動の幅を広げている。アーティスト的な素養を持つIredaleのコンセプチュアルなアイデアを、Pedersenが環境・社会的コンテキストから発展させ、Hookが実現へ向けた実際的な面をカバーする、という3人のコラボレーションによって生まれたデザインは、これまでに数々の賞を受賞。従来の住宅スタイルから脱却しつつ、その目的とテーマに沿った中で最適なデザインを常に目指す指向性が高く評価されています。
展覧会 | |
---|---|
日時 |
2007年5月11日 ~ 2007年5月27日 シンポジウム 2007年5月12日(土) |
会場 |
ヒルサイドテラス 東京都渋谷区猿楽町29-18 ウェブサイト: |
問合せ |
「ヨーロッパ・アジア・パシフィック建築の新潮流」委員会 電話番号: 03-3476-4868 ウェブサイト: http://www.architecture-trend-press.net/ メールアドレス: eu-asia-pacific@artfront.co.jp |
本イベントのご感想をお待ちしています。