イベント情報
シンポジウム:ALTERNATIVE IS OVER: IF YOU WANT IT!
2007年4月3日
トヨタ財団助成プロジェクト「アジア隣人ネットワーク」アジア・アート・ネットワーク第1回交流会シンポジウム
昨年の11月から始まったトヨタ財団の助成プログラム「アジア・アート・ネットワーク」は、2008年の10月までの2年間に、中国、タイ、オーストラリア、韓国の美術(現代美術)関係者との交流をより深めるためのプロジェクトです。今回は、オーストラリアからSally Breen、Bec Dean、Reuben Keehanの3人の若手キュレーターを迎え、それぞれが所属しているオルタナティブ・スペースの活動を中心に、日豪におけるオルタナティブ・スペースの課題などをディスカッションします。
テーマは、インスティテューション(美術館)とオルタナティブ機関の存在意義。最近は美術館等がアーティスト・イン・レジデンスなど、オルタナティブ機関の活動と重なるコンテンツを担い始めている中、両者の関係について改めて議論するものです。また流動化するアジアの美術家の活動の場をどう確保していくとかという課題についても触れる予定。一般からの聴講参加も定員20名に限り可能です。(日英逐次通訳あり)
Sally Breen
シドニーを拠点に活動するキュレーター、作家、そしてアートセンター「Performance Space」の共同ディレクター。国内外での展覧会やカンファレンス、フェスティバルを企画・運営している他、現代インスタレーションやパフォーマンス・アート、ハイブリッド・アートのキュレーションや批評を行ってきました。彼女は、文化的実践における対話は、より観客に開かれたものでなければならないと提唱しています。
Bec Dean
オーストラリアを代表する写真美術館「Australian Centre for Photography」のキュレーター。これまでに数々の美術展をキュレーションしてきた他、自身も写真・インスタレーションのアーティストであり、また美術ライターとしての活動も活発に行ってきました。リサーチ分野は現代写真、フォト・ジャーナリズム、フォトメディア、ドキュメンタリー、ビデオ、マルチメディア、ハイブリッド・パフォーマンス等多岐に渡り、オーストラリアやアジア・パシフィック地域におけるフェミニズムやセクシャリティーについての言説に興味を持つ。
Reuben Keehan
シドニーのビジュアル・アートセンター「Artspace」キュレーター。キュレーションやレジデンシー・コーディネートの他に、総覧制作や翻訳、アーカイブ作成、出版、教育等の分野にも関わる。リサーチ分野は批評・実験アート、現代文化政策、自主展覧会実践等。
日時 |
2007年4月3日 |
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シンポジウム 18:00~20:00 |
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会場 |
横浜美術館 カフェ小倉山 220-0012 電話番号: 045-221-0300 |
問合せ |
横浜美術館学芸教育グループ(天野/木村) 電話番号: 045-221-0300 |
その他情報 |
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横浜美術館 - 一般参加者募集のお知らせにある申込書に記入の上、3月31日までにファックスにてお申し込み下さい。(聴講無料/先着20名) 後援トヨタ財団、アジア・リンク・センター(The Asialink Centre)、豪日交流基金 協力オーストラリア大使館 |
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