イベント情報
アン・ノーマン尺八コンサート
2005年9月24日 ~ 2005年10月2日
オーストラリアから、ライリー・リーと並び有名な尺八奏者アン・ノーマンが来日し、広島でコンサートを行います。7月に愛知万博で公演を行うフュージョンバンド「ワラタ」での琴の現代的な使用法と同様に、彼女もフルートやリコーダー、ディジリドゥーやギターなどとのデュオでの活動を繰り広げてきました。今回のコンサートでも、ディジリドゥ奏者の一宮千空との共演などが企画されています。しかし、彼女の尺八の魅力は、なんといっても「日本人以上に日本的な演奏」。日本の文部省の奨学金を得て人間国宝・故山口五郎氏(琴古流)に師事するなど常に練習を重ね、モナシュ大学では民族音楽学の修士号を取得。またオーストラリア国内では子供たちに日本の伝統音楽を紹介するワークショップを開くなど、日本とオーストラリアの文化交流に大きな役割を果たしています。
今回のコンサートでは「鶴の巣籠り」「鹿の遠音」「魔切り」「春の海」「風の歌」などの演奏に加え、新作「オーストラリア慕情」(仮題/初演)の発表、そして尺八の魅力についてのトークなど盛りだくさん。共演者として、現在日本に尺八留学中のブロンウィン・キルクパトリック、琴奏者の若岡史子、ディジュリドゥ奏者の一宮千空、そして広島尺八愛好会の皆さんを迎えます。
Anne Norman:
欧米型のフルートを学んだのち、1986年、当時住んでいた日本で上田流の中村心瞳に師事。1990年には日本の文部省から2年間の奨学金を得、東京芸術大学で人間国宝・故山口五郎(琴古流)に師事。その他の流派では、海童道の田嶋直士に師事し、現在でも来日の度に教えを受けています。
現在はメルボルン在住。フリーランスのミュージシャンとして、バロック・フルートならびにリコーダー奏者のグレッグ・ディックマンズ(Greg Dikmans)とのデュオ、ボーカリストでもありディジュリドゥーをはじめ様々な楽器の演奏をこなすマイケル・リベット(Michael Livett)とのデュオ、ギター奏者のヤレック・トラホヴィッチ(Jarek Czechowicz)とのデュオなど、様々なアーティストとのアンサンブルによるオリジナル作品を制作しています。また、舞踏とライブ音楽とのコラボレーションを試みる「などや・ミュージック・アンド・ダンス・カンパニー」(Nadoya Music and Dance Company)の演出も務めています。
演奏スケジュールの合間には、尺八を教えたり、小中学校を訪れて子供たちに日本の伝統音楽を紹介するワークショップを開くなどの活動を行っています。
「笑門と世界のお友達~太鼓遊び 笛遊び~」にゲスト出演決定! | |
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日時 |
2005年9月24日 |
17時00分 ~ 5pm開場 |
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会場 |
スペースオルタ 横浜市港北区新横浜2-8-4 |
料金 |
2000円(100席限定) |
問合せ |
電話番号: 090-2908-6863 ウェブサイト: http://spacealta.net/ |
日時 |
2005年10月2日 |
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14時00分 ~ 2pm開演 |
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会場 |
広島市西区民文化センター・ホール ※JR横川駅前より約200m |
料金 |
2000円 |
問合せ |
電話番号: 082-928-5048 ウェブサイト: http://www.cf.city.hiroshima.jp/nishi-cs/ メールアドレス: nishi-cs@cf.city.hiroshima.jp |
その他情報 |
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女性4人による創作和太鼓グループ「笑門」の横浜でのライブにアン・ノーマンのゲスト出演が決まりました。「笑門」はこれまでにも、韓国のサムルノリグループや、メルボルンの「和太鼓りんどう」との共演など、国際的な活動を行ってきています。今回は、アン・ノーマンの尺八と共に、NHK教育テレビの人気番組「えいごリアン」で有名なマイケル・ネイシュタット氏が所属する赤鬼太鼓をゲストに迎え、和楽器で結ばれた世界のアーティストが共演します。 |
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