イベント情報
映画: 『オレンジと太陽』
2012年4月14日 より
豪英合作映画『オレンジと太陽』が2012年4月14日から劇場公開されます。
イギリスは、ごく最近の1970年まで、親にも知らせずに恵まれない施設の子供たちをオーストラリアを含む英連邦諸国に大量に送っていました。“オレンジと太陽”を約束されながら、実際に子供たちを待っていたのは、過酷な労働や虐待……。映画はこのような家族と引き離された元児童移民たちのために尽力した実在の女性、マーガレット・ハンフリーズの真実の物語に基づいています。
撮影中の2009年にオーストラリア首相が、2010年にはイギリス首相が、<児童移民>の事実を認め正式に謝罪したこともあり、サスペンスフルで感動的な本作は、特に児童移民が現在も多く暮らすオーストラリアではハリウッドメジャー作品に劣らない大ヒットを記録しました。
映画にはデイヴィッド・ウェナム(『ムーラン・ルージュ』、『オーストラリア』)、ヒューゴ・ウィーヴィング(『プリシラ』、『リトル・フィッシュ』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『マトリックス』)といったオーストラリアを代表する実力派俳優が出演しており、ヒューゴ・ウィーヴィングは本作で2011 the Australian Academy of Cinema and Television Arts Awardsの〈助演男優賞〉を受賞しています。また、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したオーストラリア人プロデューサー、エミール・シャーマンが本映画の共同製作者となっています。
映画の主な舞台は西オーストラリアのパースとビンドゥーンになっており、撮影の大半は南オーストラリアのアデレードで行われました。
2012年4月14日より岩波ホールにてロードショー
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