イベント情報

没後50年記念　グレインジャー音楽祭2011

2011年11月27日 ～ 2011年12月1日

オーストラリア出身の音楽家パーシー・グレインジャーの没後50年にあたり、グレインジャーの仕事と生涯をめぐる国際シンポジウムとコンサートが11月27日～12月1日、東京、仙台、京都にて開催されます。

グレインジャーのドキュメンタリー映画『高貴なる野蛮』 (1986) が日本語字幕付きでは初上映され、オーストラリアのピアニスト、ペネロピ・スウェイツによるピアノ・ソロコンサート、メルボルン大学、グレインジャー・ミュージアム学芸員のアストリッド・クラウトシュナイダーを迎え基調講演、シンポジウムが催されます。

この機会に異色の音楽的ヒーロー、パーシー・グレインジャーの世界を体験して下さい。

■ パーシー・グレインジャー（1882-1961）
ピアニスト兼作曲家、民謡採集家、編曲家、発明家。
1882: オーストラリア、メルボルン近郊のブライトン生まれ。
1895-1901: 幼少より楽才を発揮、13歳のとき、母ローズと渡独、フランクフルトで学ぶ。
1901-1914: ロンドンを拠点にヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍。世界各地へ出向き、演奏や講演を終生、精力的に行う。「走るピアニスト」と呼ばれ、「オールラウンド・マン」を自認。
1930年代: メルボルンにグレインジャー博物館創設。晩年、伝統的な音階・リズム・和声から開放された音楽（「フリー・ミュージック」）を生み出す「フリー・ミュージック・マシン」の開発の取り組む。
1961年: 78歳で他界。今年が没後50年。

■ ペネロピ・スウェイツ（ピアニスト、グレインジャー研究者）
5大陸、25カ国に渡って演奏活動を行うオーストラリアの世界的ピアニスト。フィルハーモニア管弦楽団やロンドンフィルハーモニー管弦楽団など多くの楽団にてソリストとして共演し、スウェイツ自身のソロ・リサイタルも高い評価を得ている。
またパーシー・グレインジャーのオーソリティーとして世界的に有名である。その卓越した演奏とレコーディングの経験は他に類をみない。スウェイツはその功績から、1991年国際グレインジャー協会よりメダルを授与されている。

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