イベント情報

シドニー交響楽団 2011年日本ツアー

2011年11月7日 ～ 2011年11月13日

シドニーのオペラハウスを拠点に世界を舞台に活躍するオーケストラ、シドニー交響楽団が再び日本に来日。巨匠ウラディーミル・アシュケナージ率いる総勢96名の演奏家達が、東京、福岡、名古屋、西宮で計6回の公演を行います。

また弱冠28歳の日本人ヴァイオリニスト・庄司紗矢香も東京、福岡、西宮の公演でソリストとして共演。ベートーベンのヴァイオリン協奏曲を披露します。その他の公演ではエフゲニー・キーシンのピアノによるショパンのピアノ協奏曲第1番などを予定。一時は超絶技巧のピアニストとして世に名を馳せ、最近は内面的な曲などでの新たな境地を開拓し続ける天才ピアニストの現在をぜひご確認下さい。

シドニー交響楽団恒例の、ツアー先の学校でのマスタークラスや大使館での演奏など多数の奉仕活動も予定。クラシック音楽を通して様々な形での交流が活性化されることを目指しています。

シドニー交響楽団

1932年、オーストラリア放送協会が設立。それにあわせて集まった24名の音楽家が発足メンバーとなりました。1930年代に政情不安定な欧州を避けて指揮者アンタル・ドラティ、サー・トーマス・ビーチャムやアルトゥール・ルービンシュタイン、シュナーベルなど多くの著名な演奏家が来豪。終戦を期にオーストラリア放送協会と市議会、州政府の意により現在のシドニー交響楽団として生まれ変わりました。

最初の首席ウジェーヌ・グーセンスはこの楽団を「世界のベスト6」にすると宣言。シドニーオペラハウスの必要を説き、それがオーケストラの本拠地になったのは1974年でした。エド・デ・ワールトの首席指揮兼芸術監督の時代に黄金時代を迎え欧州ツアー、日本・台湾ツアーなどを行いました。

英国の伝統を受け継いだ教育活動にも積極的に取り組み、現在では定期演奏会以外に子ども向け特別演奏会、学校コンサート、公開リハーサルを含め年間35万人もの人々が同楽団の演奏を聞き、恒例の野外コンサートにも10万人以上もの観衆が集まります。独自の教育プログラムでは、児童から大人向けのディスカヴァリープログラムが充実。

世界各地での演奏旅行も積極的に行っており、現在の首席指揮者ウラディーミル・アシュケナージの下、2009年には中国、マレーシア、2010年にはヨーロッパをツアー。今回の来日で、日本ツアーは過去4回目となる。

尚、シドニー交響楽団は日本の制作会社と2007年より継続的にシドニー・オペラ・ハウスにてCD収録を行っており、リリースされたCDはどれも高い評価を得ています。

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