イベント情報
ヨルク・シュマイサー新作展「Blue Mud Bay」
2011年5月20日 ~ 2011年6月12日
現代版画の最高峰として国際的に活躍するヨルク・シュマイサー。自身の「旅」の経験と記憶を銅版に刻んだイメージは、目にも綾な一大絵巻を織り成します。定期的に日本で個展を開いてきた彼の新作の取材地は、オーストラリア北端部・東アーネムランドのアボリジニの土地ブルー・マッド・ベイ。
豊かな自然風土に四万年に遡るアボリジニの文化が息づく東アーネムランド。自然散策の中での収拾物を細密に写し取ったスケッチ群と、対象についての記録や随想を画中に配した作品、エッチングによる風景の基本イメージに肉筆を加えてヴァリエーションを成す連作など、新作約20点が公開されます。
また同時にヨルク・シュマイサーが日本人の原初的な造形感覚に迫ろうとした1970年代初頭の木版画から二十余点も紹介されます。作家・池澤夏樹とヨルク・シュマイサーの出会いのエピソードとしても語られる貴重な作品群です。
ヨルク・シュマイサー
1942年、ポメラニア(現ポーランド)生まれ。1967年にドイツのハンブルグ造形美術大学を卒業した後、京都市立美術大学大学院に留学。1970年代にはアーティスト・製図家として中東の考古学発掘に参加し、後の作風に強い影響を与えることになる。1978年、オーストラリアのキャンベラ美術大学版画科主任教授に就任し、97年に退官するまで20年間在任。フェローや招待アーティストとして、プリンストン大学、エルサレム、パースやホバート、中国・杭州に滞在し、またプロジェクトとしてラダックやアンコールで製作。
彼の作品はニューヨーク近代美術館、大英博物館、オーストラリア国立美術館、パリ国立図書館、 ドレスデン国立美術館をはじめ、世界の主要美術館に収められています。
日時 |
2011年5月20日 ~ 2011年6月12日 ※月曜休廊 |
---|---|
13時00分 ~ 19時00分 2011年5月20日(金) 18:00〜 作家来日レセプション |
|
会場 |
ギャルリー宮脇 〒604-0915 京都市中京区寺町通二条上ル東側 電話番号: 075-231-2321 ウェブサイト: メールアドレス: |
料金 |
入場無料 |
その他情報 |
---|
Links: |
本イベントのご感想をお待ちしています。