イベント情報
Slow Artとオーストラリア
2009年1月31日
メルボルンをベースに日々の生活や自然、環境、社会などと密接に関わる作品を作り続ける「スローアート」を実践するアーティスト・加藤チャコがオーストラリアのアートシーンを紹介するイベント「Slow Artとオーストラリア」が東京のプロジェクトスペースKANDADAで開催されます。
アート/生活/社会/環境の有機的な関係の中から作品を紡ぎだしているオーストラリアのアーティストたちや、メルボルン周辺のオルタナティブスペースやアーティストランスペースの現在について、現場で日々活動を続ける加藤さんが映像などを用いて紹介。また、メルボルン滞在経験のある東京藝術大学准教授でアーテストの中村政人がコメンテーターとして参加。日本の国内外の状況と照らした時にどのような違い、可能性が見えてくるのか。この新しい動きから、これからのアートと地球の未来が見えてくるかもしれません。
加藤チャコ
1989年ボストン美術館付属美術学校卒業し、1991~92年、仏政府給費生として1年間パリ・シテデザールのレジデンスに滞在。1997~99年メルボルン大学ビクトリアン・カレッジ・オブ・アーツの修士過程を経て、ガートルード・コンテンポラリー・アートスペースにてスタジオレジデンシーアーティストに選出される。その後メルボルンをベースにしてパブリックギャラリー、コマーシャルギャラリー、アーティストランスペース、などにおいて多彩な活動を展開している。植物、リサイクルものなど、エフェメラルな素材を使ってのインスタレーションが中心。
主な企画展覧会に、'Enbodied Energy'(クーナハン美術館/2008年)、 'デビルベンド'(モーニントン半島美術館/2007年)、'エンティス'(モーニントン半島美術館/2001年)、'Organic'(マッククレランドギャラリー/2001年)など多数。メルボルンのバニュル市の環境庭園、ムーニーバレー市のリサイクルデポなどにコンポストを題材にした作品がパブリックコレクションとして置かれている。2008年より「スローアートコレクティブ」というアーティストグループを主催し、展覧会企画なども行っている。
現在はメルボルン市から1時間ほどのダンデノン山脈に家族(夫、子供2人、ネコ1匹、にわとり4羽)と住み、「自分の足元でひそかにくりひろげられる有機的な世界」をテーマとした作品をつくりだしている。また絵本作家としても活動している。
日時 |
2009年1月31日 |
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17時00分 ~ 19時00分 |
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会場 |
project space KANDADA 101-0054 東京都千代田区神田錦町3-9 電話番号: 03-3518-6176 ウェブサイト: |
料金 |
入場無料 |
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