イベント情報
トレース・エレメンツ 日豪の写真メディアにおける精神と記憶
2008年7月19日 ~ 2008年10月13日
日豪の写真メディアのアーティストによるグループ展
ニューメディアやテクノロジーの発達によって、今日、現代美術の文脈における写真表現はますます広がっています。「トレース・エレメンツ―日豪の写真メディアにおける精神と記憶」は、日本とオーストラリアの10名の写真メディアのアーティストと二人のキュレーターが、時間、記憶、身体の知覚、個人と集団の意識と無意識、そしてリアリティについて様々なアプローチで取り組みます。
この展覧会の支柱となる作品として、世界で活躍するアーティスト集団ダムタイプの中心的存在だった古橋悌二の伝説的ソロワーク「LOVERS」を展示。その他、日本のサブカルチャーにも造詣の深いフィリップ・ブロフィのミュージック・クリップを題材にした代表作代表作「蒸発した音楽」、メルボルンを拠点に活躍するジェーン・バートンの白黒写真のシリーズや、19世紀に撮影されたアボリジニの人々の写真をもとにした、ジェネヴィーヴ・グリーヴスによるインスタレーション「昔の人を撮る」等、写真メディアの新たな表現を開拓する作品が紹介されます。
出来事の「記録」から「記憶創造装置」へと役割を変化させつつある写真メディアは、ありえたかもしれない未来や、他者の記憶に寄り添い、自我の拡張と歴史の再読を促します。「トレース・エレメンツ」は、日豪の文化的な共鳴と差異、時間の流れと死に対する人の脆さと強さ、そして現代の写真メディアに可能なこととは何かを問う良い機会となるでしょう。
日時 |
2008年7月19日 ~ 2008年10月13日 月曜日休館(祝日の場合は翌火曜日)、8月3日は全館休館 |
---|---|
11時00分 ~ 19時00分 入場は閉館の30分前まで |
|
会場 |
東京オペラシティ アートギャラリー 東京都新宿区西新宿3-20-2 電話番号: 03-5353-0756 ウェブサイト: |
料金 |
一般1000円 大・高生800円 中・小生600円 土日祝日と7/23-31の平日は中・小生無料 9月9日(火)は開館9周年を記念して一人一律100円 |
その他情報 |
---|
Credit lines for the above images
(Left)
(Centre)
(Right) AcknowledgementTrace Elements is part of the Australia-Japan Strategic Ties for the Arts Program, an initiative of Asialink supported by the Australian Government through the Australia Japan Foundation and the Australia Council for the Arts, its arts funding and advisory body. AcknowledgementPerformance Space is supported by the Visual Arts and Craft Strategy, an initiative of the Australian State and Territory governments, the Australian Government through the Australia Council, its arts funding and advisory body and the New South Wales Government through Arts NSW. |
本イベントのご感想をお待ちしています。