イベント情報
ヨルク・シュマイサー銅版画展「PLACES」
2006年5月13日 ~ 2006年5月28日
現代版画の巨匠ヨルク・シュマイサーの創造の軌跡をたどる大規模展覧会
現代版画の最高峰として国際的に活躍するヨルク・シュマイサー。自身の「旅」の経験と記憶を銅版に刻んだイメージは、目にも綾な一大絵巻を織り成します。「PLACES~卓越した銅版画家による世界吟遊の作品展」と銘打たれた本展は、ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、さらに南極にまでおよぶ「大旅行版画家」の創造の軌跡を、代表的旧作に最新作を加えた約60点でたどる大規模な個展となります。
ベネツィア(2005年)や、冬の山形県黒川(2004年)に取材した新作では、銅版画のマージンに記憶の周縁を水彩加筆したり、銅版の断片を自在に組み替えて構成したものなど技法上の工夫も経ながら、これまでにない静謐な画面を展開しています。会期中は記念パンフレットが無料配布される予定。また、制作ドキュメンタリーも特別上映されます。
ヨルク・シュマイサー
1942年、ポメラニア(現ポーランド)生まれ。1967年にドイツのハンブルグ造形美術大学を卒業した後、京都市立美術大学大学院に留学。1970年代にはアーティスト・製図家として中東の考古学発掘に参加し、後の作風に強い影響を与えることになる。1978年、オーストラリアのキャンベラ美術大学版画科主任教授に就任し、97年に退官するまで20年間在任。フェローや招待アーティストとして、プリンストン大学、エルサレム、パースやホバート、中国・杭州に滞在し、またプロジェクトとしてラダックやアンコールで製作。1989~90年には京都精華大学の版画科教授として招かれ、現在は彼自身が以前学んだ京都市立芸術大学版画科教授。
彼の作品はニューヨーク近代美術館、大英博物館、オーストラリア国立美術館、パリ国立図書館、 ドレスデン国立美術館をはじめ、世界の主要美術館に収められています。
日時 |
2006年5月13日 ~ 2006年5月28日 水曜休廊 |
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11時00分 ~ 18時00分 |
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会場 |
ギャルリー宮脇 604-0915 電話番号: 075-231-2321 ウェブサイト: メールアドレス: |
料金 |
入場無料 |
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