ザ・ドリーミング・フェスティバル2009
シェリー・モーリス
2008年ロンドン公演・2004年オーストラリア公演プレス記事
Jane Cornwell - Evening Standard( London UK) (June 27 2008)
【アボリジニの魂を歌うレビューであり、人権を主張している声明でもある。アボリジニの人々への謝罪を公式に表明したオーストラリアにおいて、The Black Arm Bandは、大変な人気を博している。主催者にとっては、無秩序とも言えるバラバラの28のピースから成るこのグループをロンドンに招くことは、とてもリスクがあった。しかし昨夜、それはすべて報われ、大成功を収めたのだ。強く心に訴えかける映像を映し出す垂れ幕、その前では弦楽器、管楽器、ピアノが演奏し、アボリジニの豊かな音楽が現代のアボリジニの生活を描き出す。そしてそれは、「Lucky Country」として知られるオーストラリアの別の顔を浮き彫りにする。・・・シェリー・モーリスは、その失われた世代を美しい「Swept Away」にのせて歌い上げる。】
Nicolas Rothwell - The Weekend Australian (Feb 14 2004)
【シェリーの歌を聴く若者達の多くが、彼女の言葉や歌声が伝える物語を知らない。その歌声はオペラによって培われたもので、地の底から天まで自由自在に届かせるような歌声である。決して急いだり大きな評価を得ようとしている音楽ではなく、人生(life)から生まれる音楽なのである。「昔のように、私は音楽を通して物語を伝えているのです。ただ、私はそれを現代のメロディーラインに乗せて歌っているのです。」シェリーさんの活動は、単にアボリジニ社会の出来事であることをこえて、世界中に多くのことを語りかけてくれるように思う。】