イベント情報
楽天団公演「ウィンドミル・ベイビー」
2008年12月17日 ~ 2008年12月21日
オーストラリアの戯曲を数多く日本に紹介している演劇企画集団・楽天団。アボリジニ現代戯曲連続上演 vol.7として上演されるのは、2003年にアボリジニ作品として初めてパトリック・ホワイト賞を受賞した、David Millroyの代表作「ウィンドミル・ベイビー」。可笑しくて悲しいこのおとぎ話の登場人物12人全てを、「アイ・ラブ坊ちゃん」や「雪の女王」等、数多くの舞台経験を持つベテラン女優・大方斐紗子が一人で演じます。
Story
西オーストラリア北部のある牧場にやってくるアボリジニの老女・メイメイ。自分が洗濯女としてそこで働いていた過去を振り返る。メイメイは、牧夫のマルバーンを料理女のサリーと取り合った末に結婚する。メイメイは身ごもり、夫は彼女にルビーの指輪を贈って赤ん坊が女の子であればルビーと名付けることを決める。しかし冷酷な白人の主人に過酷な労働を強いられ、最初の子どもを早産で亡くしてしまう。
サリーは身体の不自由な庭師のワンマンに好意を寄せていたが、ワンマンは白人の奥さんを好いている。酒を飲むと荒れて、妻や使用人に辛くあたる白人の主人は子どもを欲しがっていないが、やがて奥さんに子が宿る。そしてその悲しい出来事が起こり、そこにメイメイも巻き込まれていく...。
David Millroy
劇作家、ドラマターグ、演出家、ミュージシャン。1957年、西オーストラリア州パースで生まれる。家系は西オーストラリア北西部のPalku族。2003年に「ウィンドミル・ベイビー」で権威あるパトリック・ホワイト賞を受賞。発の単独受賞だっただけでなく、初のアボリジニ作品の受賞であったことで、新たな歴史を築いた。その後も2006年度WAエクイティ賞、2006年度デッドリー賞、2007年度ケート・チャリスRAKA賞などを受賞。
2003年1月までYirra Yaakinニューンガ・シアターの芸術監督を務め、同シアター最後の作品として「Karl Karniny(ウェルカム・トゥ・マイ・ファイヤー)」を執筆、演出。この他多数の芝居を執筆、共同執筆、演出し、作曲や音楽監督を務めた作品も数多い。
日時 |
2008年12月17日 ~ 2008年12月21日 2008年12月17日(水) 19:30 |
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会場 |
中野・スタジオあくとれ 東京都中野区中野2-11-2 電話番号: 03-3384-3495 ウェブサイト: |
料金 |
前売 3000円 当日 3300円 学生 2500円 |
問合せ |
オフィス・ムベ 電話番号: 042-727-8640 ファックス: 042-727-8640 ウェブサイト: http://mube.officemube.com/ メールアドレス: mail@officemube.com |
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