イベント情報
月刊ヤマガタ12月号:メリッサ・リー特集
2008年12月22日
アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭として1989年に始まり、今や世界を代表する映画祭の1つとなった山形国際ドキュメンタリー映画祭。そのフィルムライブラリーにあるドキュメンタリーの名作を毎月紹介する企画上映「月刊ヤマガタ」がこの秋から始まりました。12月号ではオーストラリア在住のメリッサ・リー監督の2001年の話題作「夢の中で」と「愛についての実話」が上映されます。この2作は2001年のアジア部門小川紳介賞(グランプリ)を受賞。その年の審査員の1人、故・佐藤真監督に大絶賛され、彼女が映画界から一躍注目を集めるきっかけとなった話題作です。
オーストラリアに生きる韓国移民2世として、典型的な保守系思想の両親に反発し家を飛び出した高校生メリッサ。7年間の絶縁を経た彼女が作った「夢の中で」は、いわゆる「優等生的」な和解のメッセージ。それを「愛についての実話」と併せて見ることで初めて「コリアン」でありまた「オーストラリアン」でもある彼女の素顔を見せてくれます。
今回の上映では、山形国際映画祭の第一回から通訳として活躍する山之内悦子さんをゲストに、「多文化社会の家族と恋愛」についてのトークも開催されます。
夢の中で
朝鮮戦争後、祖国をあとにオーストラリアに新天地を求めた両親。学業としつけに厳しいその教育方針に反発し家出した娘が、7年間の絶縁を経て、映画づくりの中で、知らなかった両親を再発見する。
愛についての実話
サンフランシスコの映画祭に招かれ、韓国系アメリカ人についての映画を企画した。ところが、行ってみたらいきなり恋に落ちてしまった。しかも2人同時に。アジア系男性のコンプレックス、韓国系の男たちに対する自分の偏見、ベッドにまでカメラを持ちこむことの倫理など、きわどい問題にさりげなく触れながらユーモラスに個人映像世界を展開させる快作。
日時 |
2008年12月22日 |
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19時30分 ~ |
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会場 |
UPLINK FACTORY 150-0042 ウェブサイト: |
料金 |
1500円(1ドリンク付) |
その他情報 |
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