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オーストラリアは、国連が多くの国で行っている平和維持活動において積極的な役割を果たしており、これまでにキプロス、イラン、イラク、ナミビア、カンボジア(日本の自衛隊とともに活動)、ソマリアにこの目的で兵士を送っています。また世界の軍備縮小のために協力しています。 |
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ブーゲンビルで平和維持活動に携わる平和監視団 / © Department of Foreign Affairs and Trade |
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第1次世界大戦以来、オーストラリアの人道的政策の重要なものの1つに、難民受け入れ政策があります。これはオーストラリアの移民プログラムの中でも重要な位置を占めています。第2次世界大戦以後、これまでにオーストラリアが受け入れた難民の数は50万人以上に及びます。
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1940年代と1950年代にオーストラリアが受け入れた難民のほとんどは、戦後ヨーロッパで居住地を追われた難民や亡命者でした。その後は、アフリカや中東、南アメリカなどから多くの難民を受け入れました。
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1975年以降、インドシナからの膨大な数の難民の流出が国際的な問題となっています。1975年から1993年までの間にオーストラリアは13万人以上のインドシナ難民を受け入れました。オーストラリアが受け入れたインドシナ難民の数は、国民1人当りで計算すると世界最高です。一方、日本は、オーストラリアやその他の国のインドシナ難民受け入れに関する資金援助を積極的に行いました。
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1970年代以来、オーストラリアは、いろいろな時期に多くの国から難民を受け入れてきました。主なものに、レバノン、アフガニスタン、前ユーゴスラビア、チェコスロバキア、ポーランド、チリ、エルサルバドル、イラク、イランなどがあります。
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オーストラリアは、海外への開発援助も積極的に行っています。海外援助計画を通じ、主にアジア太平洋地域の発展途上国の経済的発展を促進する目的で、40か国以上の国に直接的援助を提供しています。2002/03年度には約18億豪ドル(前年比9000万豪ドル増)の海外援助予算を組んでいます。 |
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国際援助の写真 / © AusAID (写真:Tim Acker) |
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これは国民総所得(gross national income: GNI)の0.25%にあたり、これは2002年の西洋諸国の平均(0.23%)を上回っています。ちなみに、2002年の日本の海外援助予算の国民総所得(GNI)おける割合は0.23%でした。2002/03年度、オーストラリアからの援助を最も多く受け取っているのは、パプアニューギニアで援助総額の19%を受けています。次に多いのはインドネシアで、全体の7%を占めています。
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オーストラリアの開発援助には、統治、農業/辺地開発、保健、教育、インフラという大きな5つの分野があります。援助対象国のニーズ、オーストラリアの強み、他の支援国の動向などを考慮に入れて、援助対象国との相談に基づき開発プログラムを進めています。オーストラリアの発展途上国に対する援助の形は様々で、物資・サービスの提供、教育技術指導援助・奨学金、食糧援助やNGOのプロジェクト支援などがあります。
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オーストラリア大使館ホームページの「オーストラリアと世界」 |